近畿大学在学中の学生で、近大マンゴーについて興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
近畿大学は、和歌山県有田郡湯浅町にある近畿大学附属湯浅農場で栽培した近大マンゴー(品種:アーウィン)を令和2年(2020年)8月7日(金)から阪神百貨店阪神梅田本店にて販売をスタートしました。
ここでは、近畿大学販売の近大マンゴーの特長や近大マンゴーを栽培している湯浅農場の概要についてご紹介します。
近畿大学販売の近大マンゴーの特長や販売情報・販売店舗とは?
近大マンゴーは、特徴が濃厚な甘味となめらかな口当たりで、1992年(平成4年)から関西の百貨店をメインに販売しています。
近大マンゴーの出荷時期は、長期間ユーザーが国産マンゴーを食べられるように、マーケットに国産マンゴーが出回る6月~7月のピークの時期を避けて、加温する時期と温度を考えることによって出荷が8月にできるようにしています。
マンゴーの品種の「愛紅」は、マンゴーの栽培研究を長年行なってきた近畿大学附属湯浅農場から、2008年に生まれた日本で初めての新しいマンゴーの品種です。
世の中に広く知ってもらうため、研究事業が成功したケースとして、マーケットに2012年から出荷して、現在、評判になっています。
近畿大学販売の近大マンゴーを栽培している湯浅農場の概要とは?
農学部の技術員と学生が、近畿大学附属湯浅農場では近大マンゴーを丹精込めて栽培しています。
奈良にあるキャンパスから農学部の学生が交代で約100人実習に訪問しており、ネットを設置してマンゴーの実が落ちないようにするなどの管理作業だけでなく、収穫作業も体験しています。
近畿大学附属湯浅農場は、全国的に醤油発祥の地、あるいは有田ミカンの本場として有名な紀伊半島西部海岸の中央部にある和歌山県有田郡湯浅町にあります。
柑橘類の品種を系統保存するとともに機能性を発見する薬用利用の研究や、熱帯果樹類のマンゴーなどの栽培研究などに取り組んでおり、農業従事者や研究者からも着目されており、毎年学生の実習や卒業研究の場所として使われています。
なお、湯浅農場には湯浅農場セミナーハウスがあります。
湯浅農場セミナーハウスは、1981年(昭和56年)に竣工したもので、当時の建築物としては近代的なもので、使っている学生に非常に人気がありました。
夏、冬の農学部の学生実習で、現在でも使われています。