コーヒー豆のカスからバイオ燃料を作る!近畿大学の新しいチャレンジ
近畿大学と石光商事株式会社が共同で開発した、コーヒーの豆カスから作ったバイオ燃料「バイオコークス」を使って焙煎されたコーヒーが商品化されました。
このコーヒーを飲むと環境問題に貢献できるそうですが、それは一体どういうことなのでしょうか。
今回は近畿大学の新しい取り組み、「バイオコークス」について詳しくご紹介します。
近畿大学が開発に協力したコーヒー豆のカスから作ったバイオ燃料「バイオコークス」とは
コーヒーを入れたあとに出る豆カスは、ほとんどがただのゴミとして産業廃棄物処分場で処分されているのが現状です。
そんな状況のなか、産学連携した近畿大学と「コーヒー業界のパイオニア」と言われる石光商事株式会社は、ゴミ扱いされていた豆カスからバイオ燃料である「バイオコークス」を協同で開発しました。
コーヒー豆のカスから作られたバイオ燃料は、植物が原料のためCO2の排出量がゼロとしてカウントされるので、環境問題を解決するカギとなっているCO2の削減に貢献するそうです。
商品開発に至った理由のひとつに、コーヒー業界の「2050年問題」があるそうですが、その2050年問題とはどんな問題なのでしょうか。
近畿大学が開発したバイオコークスを使ったコーヒーは2050年問題の解決に貢献する
今、地球は地球温暖化が進んでいますが、このままだと気候の変化により2050年にはコーヒー豆の生産量が激減してしまうそうで、この問題は「2050年問題」と呼ばれています。
コーヒー豆の生産量を維持するためには、地球温暖化を食い止める必要がありますが、そのためには各国から排出されるCO2を減らさなければなりません。
前述した通り、コーヒー豆由来のバイオ燃料「バイオコークス」は植物性のため、燃料として使用してもCO2の排出量はゼロとしてカウントされます。
コーヒー豆のカスからできたバイオコークスでコーヒー豆を焙煎することが、地球温暖化を食い止める一助となり、結果としてコーヒーの木を守ることになる、という循環型のリサイクルです。
近畿大学と石光商事株式会社では、このリサイクルの中で生まれたコーヒーを「Global Goals Coffee」と名づけ販売することで、2050年問題の周知を図り、地球温暖化の解決に貢献したい、と考えています。
コーヒー豆のカスが原料のバイオコークスで焙煎されたコーヒーを飲みながら、2050年問題を始めとする環境問題について、消費者が考えるきっかけとなることにも期待しているそうです。
まとめ
普段飲んでいるコーヒーをGlobal Goals Coffeeに変えることが二酸化炭素削減に繋がるのなら、手軽に環境問題に貢献できますね。
Global Goals Coffeeは今年販売が予定されているようなので、もし目にすることがあれば、ぜひ試してみてください。
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