近畿大学に進学を希望する学生さん向けに、近畿大学国際学部のグローバル専攻と東アジア専攻の2つの専攻紹介をしていきます。
近畿大学国際学部に興味のある方は専攻紹介を参考にしてみはいかがでしょうか。
1つ目の専攻紹介は近畿大学国際学部のグローバル専攻です。
留学に向けた英語運用能力を身に付けたり、英語で何ができるかを重視した3つのスタディーズから希望の分野を選んで追究したりしています。
すべての学生が1年次後期~2年次前期にアメリカの提携大学に留学しますので、それに備えて1年次前期には英語運用能力を集中的に学んでいきます。
講義ではESLによる留学先の形態に近いものを受けられ、疑似体験をすることも可能です。
留学先大学における入学基準を満たせば、正規留学も可能になっています。
実践的な語学力の向上だけでなく、海外での暮らしをして豊かな人間性や国際感覚などを身につけることも目指します。
留学後にはビジネスに必要な英語表現力を学習しながら、専門基礎科目で自分に合った分野を探していきます。
3年次より希望の研究分野を選んで追究していくことになっており、3つのスタディーズから選択します。
それら3つのスタディーズの特徴についてご紹介していきましょう。
まず近畿大学国際学部グローバル専攻におけるグローバル・スタディーズでは、世界の地域のことや課題を理解し、自ら行動できる人材を育てることを目指します。
文化・歴史など幅広い側面から、世界の課題を多面的にとらえ、多様性や価値観を知っていくのです。
世界が直面する課題を分析して、より良い解決法も模索していきます。
また、現在そのような課題解決に実際にあたっている国際ボランティアや国際機関を扱う科目などを学び、文化を客観的に知っていくこともおこないます。
グローバル・スタディーズを専攻した場合の進路は、公務員、NPOなどの公益団体職員、研究機関などの職員、外資系企業などの社員などを目指せます。
近畿大学国際学部グローバル専攻におけるコミュニケーション・スタディーズでは、外国語での高度なコミュニケーション能力を養うことを目指しています。
言語の機能とコミュニケーションのメカニズムを学び、グローバル時代の変化や課題把握もしていきます。
そしてそれらの解決法についても模索していきます。
日本におけるコミュニケーションや相対的特徴を掘り下げ、日本のことを理解するのも目標です。
グローバル時代に対応できる、英語教育や通訳・翻訳のスキルも磨いていきます。
コミュニケーション・スタディーズを専攻した場合、卒業後には、中学校や高校の教員、通訳、翻訳家、観光などのサービス業従事者、情報や通信などのメディア従事者などが進路として考えられます
近畿大学国際学部グローバル専攻におけるアジアン・スタディーズでは、アジア地域の特徴を学び、その多様性や日本との関わりを認識していくことを目的としています。
これまでの日本との関係も踏まえ、実情を考察していきます。
ASEANと日本の関係、東アジアにおける日本の位置づけについても学び、自文化と他文化を尊重し、アジアの一員として自主性と協調性をもって行動する力を身につけられるよう学びます。
アジアン・スタディーズの専攻をした卒業後は、アジア地域に展開する民間企業や教育関連産業、環境関連産業、自治体や民間公益団体の職員などへのキャリアステップを想定しています。
2つ目の専攻紹介は近畿大学国際学部の東アジア専攻です。
近畿大学国際学部の東アジア専攻は東アジア地域について多面的に理解できる人材の養成を目指しています。
中国語か韓国語の特徴と構造の基礎から学び、1年次後期~2年次前期にかけての実施される留学に向けて1年次前期に言語の基礎固めを実施します。
入学時から中国語コースと韓国語コースの2つのコースが設けられており、それぞれの留学生活で想定される各場面に対応できる言語表現の方法も学びます。
留学先の提携大学の語学教育機関では言語や異文化の習得、理解を深めつつ、英語の力も鍛えられます。
留学後には上級レベルの文法や表現技法を学び、プレゼンテーションなどの科目も受講します。
それでは東アジア専攻の各コースの特徴などをご紹介していきましょう。
近畿大学国際学部東アジア専攻における中国語コースでは、中国や台湾を理解し、パートナーシップを深めることを目指します。
留学も含めたうえで、徹底した語学教育を行っていきます。
中国語圏の人々とコミュニケーションがとれる能力や、文化的交流も学習します。
留学後には国際教養人をめざし、日中ビジネスなどを知っていきます。
卒業後には、主に東アジアでの文化コンテンツ産業、観光業、国際営業職、通訳、中国語教員、メディア従事者などを目指せます。
近畿大学国際学部東アジア専攻における韓国語コースでは、日韓の交流における地域専門家を目指しています。
語学留学では韓国文化についても学び、世界各国からの同世代の留学生と多様な価値観を共有していきます。
留学前後には韓国の社会構造に関する科目も学習し、日韓ビジネスなども学びます。
卒業後に日韓ビジネスや通訳など、さまざまな分野での相互交流に貢献できる人材として働けるようになるのが目標です。
近畿大学国際学部のグローバル専攻と東アジア専攻では、在学中に合格や取得を目指す資格があります。
それぞれの専攻に分けて確認しながら、語学系の資格は留学終了時と卒業時で目標スコアが異なる点についても注目してみていきましょう。
グローバル専攻では、中学校教諭一種免許状(英語)、高等学校教諭一種免許状(英語)を目標としています。
旅行業務取扱管理者も可能です。
なお、教職課程(英語)は認可申請中であり、文部科学省の審査結果により変更の可能性がありますので注意が必要です。
語学系では、留学終了時のTOEIC®は730点以上、TOEFL iBT®75点以上、IELTS®5.0以上のいずれかを目指します。
卒業時にはTOEIC®800点以上、TOEFL iBT®90点以上、IELTS®6.0以上のいずれかとなっています。
東アジア専攻では、旅行取扱管理者資格の取得を目標としています。
また語学系では、中国語コースでは留学終了時に中国語検定3級以上、HSK4級以上、TOCFL進階級以上のいずれか、およびTOEIC®450点以上を目指します。
卒業時には、中国語検定試験2級以上、HSK6級、TOCFL流利級以上のいずれかおよびTOEIC®600点以上となっています。
韓国語コースでは、留学終了時には「ハングル」能力検定準2級以上、TOPIK4級以上のいずれかおよびTOEIC®450点以上を目指します。
卒業時には「ハングル」能力検定1級、TOPIK(韓国語能力試験)6級のいずれかおよびTOEIC®600点以上が目標になっています。
近畿大学国際学部の2つの専攻紹介をまとめました。
語学留学が全学生の教育過程に組み込まれており、より積極的に興味のある分野を学んでいけることがわかりました。
また進路にも生かせる資格取得も魅力的です。
ぜひ専攻紹介を参考に、検討してみてください。