関西の私立大学の中でも人気のある近畿大学。
その中でも近畿大学の経営学部経営学科のコースやカリキュラムについてご紹介します。
大学の偏差値や知名度で志望校を決める人もいれば、学部や学科のコースやカリキュラムの特色で進路を決める人もいることでしょう。
受験勉強をしながら志望校を絞るのは大変ですが、自分の進路選択のために参考にしてみてくださいね。
経営学部や経営学科といっても、実際にどういったことを学んでいるのかが分からない人もいるかもしれません。
経営学部や経営学科は文字通り企業のマネジメントや人の管理といった経営に関連することを学ぶ学部や学科です。
近畿大学の経営学科には、企業経営コース、ITビジネスコース、スポーツマネジメントコースの3つにあり、実践的な学びから経営の感覚を磨くことを目的としています。
1つ目の企業経営コースでは、実際の企業を取り上げて経営について考察を行います。
経営者や管理職に必要な能力を高める授業も充実しているので、リーダーシップやプレゼン能力がアップするような演習を受けることができます。
学部在学中に起業する人も増えてきていますが、そういった学生に役立つような実践的なカリキュラムも設置されています。
2つ目のITビジネスコースは、IT技術を基本に、ビジネスを実践的に学ぶコースです。
プログラミングやデータベースなど、情報化社会において役立つ知識が身に付くカリキュラムとなっています。
情報技術だけではなく、ITビジネスやプロジェクトの企画や運営を実践的に学べるため、経営の感覚も同時に磨くことができます。
3つ目のスポーツマネジメントコースでは、スポーツや健康分野のプロを目指し、マネジメント能力を養うことを目的としています。
大学や学部によってコースやカリキュラムは異なりますが、志望する段階では把握していない受験生も多いのではないでしょうか。
入学してみて「思っていたのと違った……」といったことのないよう、実際のカリキュラムや卒業に必要な授業などを知っておくことは大切です。
実際に通っている先輩から話を聞くことができたら、なお良いですが、まずここでは経営学科の各コースで学ぶカリキュラムについてご紹介します。
近畿大学の1年次は教養科目や外国語科目を中心に授業が進みます。
スポーツマネジメントコースの場合は、それ以外にも必須科目があるので注意が必要です。
近畿大学の2年次以降はコースによって異なるので、大学のホームページを参考にしてみてくださいね。
近畿大学の企業経営コースでは、ビジネスについての新しい知識を身に付け、社会に出てからも活躍できるように、力を養うことを目的としています。
経営戦略や経営資源の管理などの専門知識を習得できるようなカリキュラムが組まれています。
学科共通科目のグループから、近畿大学経営学部経営学科の2年次は経営管理論」「経営数学A」「経営数学B」「経営統計論A」「経営統計論B」「経営科学」の授業、3年次は「ビジネス実践A」「ビジネス実践B」の授業を受けることになります。
そしてそれとは別に、選択科目として「世界と地域」「新しい事業」「企業と人・社会」の中からいくつかの授業を選びます。
世界と地域では、国際経営論や多国籍企業論・中国ビジネス論など計8科目が学べます。
日本国内と国外の経営やビジネスに関する知識を幅広く学ぶことができますよ。
新しい事業では、経営組織論・経営戦略論・人的資源管理論などの計8科目を学びます。
将来起業を目指す学生さんや、出世して会社の経営に関わりたい学生さんにとって、将来役立つ知識を学べる場となるでしょう。
そして企業と人・社会では、企業行動論・ダイバーシティ経営論・消費者行動論などの計12科目を学びます。
今や、企業にとって情報やIT技術はなくてはならない物になっています。
ITビジネスコースは戦略的な課題について考える事ができるように、ITとビジネスのどちらの能力も高めることを目的としています。
近畿大学経営学部経営学科の2年次と3年次のどちらも、基幹科目の授業を受けることになります。
2年次では、ITビジネス論やプログラミング論基礎・応用、B2Bビジネス基礎など、17科目を学びます。
そして3年次になると、ITビジネス・プランニング論Ⅰ・ⅡやB2Bビジネス応用、プロジェクト管理実践・コンテンツビジネス論など、2年次に学んだことの応用を中心に学びます。
さらに、電子商取引法や情報セキュリティ論など、IT化が進む現代において重要な科目も学びますよ。
スポーツマネジメントコースでは、スポーツの事業化やアスリートのマネジメントを担えるような人財を育成することを目的としています。
大学卒業後にも活躍できるようなリーダーとなるよう、実践的な知識を習得することができます。
スポーツマネジメントコースでは「健康科学領域」「体力科学領域」「スポーツ行動領域」「スポーツキャリア形成領域」「経営学領域」「商学領域」といった分野にわかれており、それぞれ必要な授業が異なります。
1年次では、スポーツ医学・スポーツコミュニケーション論・スポーツ指導論など、アスリートの育成やマネジメントに必要な基礎を学びます。
2年次になると、健康管理概論やスポーツ生理学・スポーツマーケティング論など、スポーツを通じたマネジメントの分野をより深く学びます。
また、スポーツを活かした経営に欠かせない経営管理論やマーケティング戦略論Ⅰ・Ⅱなどの授業も始まりますよ。
そして3年次は、スポーツ栄養学・スポーツ社会学・コーチングなどの実践に活かせる知識と、財務管理論・商法総則・商行為など経営に携わる科目をしっかり学びます。
プロのアスリートを目指して自らのコーチングや体力作りに必要な知識を身につけたい学生さんや、トレーナーやコーチを目指している学生さんに必要不可欠な内容ばかりですよ。
なお、スポーツマネジメントコースで学ぶ6分野のうち、体力科学領域について学ぶのは2年次のみ、商学領域について学ぶのは2年次と3年次のみです。
これまで、近畿大学経営学部経営学科の学生がどういったコースを選び、どういったカリキュラムが組まれているのかについてみてきました
学生が在学中に取得や合格を目指す資格は何なのか、また卒業生はどのような進路を選択したのか気になりますよね。
コースによって目標として設定されている資格が異なります。
それぞれのコースで目標とされている資格は以上となっていますが、卒業生が実際にどういった進路を歩んでいるのでしょうか。
起業家や経営者、経営企画、人事、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、公務員といった進路になっています。
就職活動の際は経営学部独自のサポートを受けられるため、取得した資格をうまく活用したり、進路に悩み、決められなかったりする場合は相談してみることをおすすめします。
近畿大学経営学部経営学科では、企業経営コースとITビジネスコース、スポーツマネジメントコースの3つのコースに分かれています。
それぞれ目指している目標や資格が違うため、コースやカリキュラムも異なります。