近畿大学経済学部国際経済学科はグローバルな視野を持った経済人を育てている!
近畿大学進学を希望する学生さん向けに、近畿大学経済学部国際経済学科についてご紹介していきます。
4年間でグローバルな視野を持つ人材となるためにどのようなことを学んでいくのか、また留学プログラムについて、さらに進路や資格についてもまとめていきます。
近畿大学への進学検討の際、参考にしていただけると幸いです。
近畿大学経済学部国際経済学科では、世界で活躍できるグローバルな視野を持ち、必要な語学力を身につけた国際的な経済人の育成を目指しています。
ビジネス環境で国際化が進んでいる現在、国際経済学の専門知識とその応用力を習得することは重要なことです。
また、世界でも通用する語学力と情報処理能力を身につけることも重視しています。
現地研修プログラムを用意するなど、現実感覚を養うことも目的としています。
国際経済学科の2年次からは学生それぞれの興味関心に合わせ、2つの分野から学びを選択し、専門性を深めていきます。
「国際産業・金融分野」では、貿易や経済活動を主に学びます。
現在は、経済・産業・金融がグローバル化していることで、国境を越えた取引が盛んです。
この背景や問題点・克服方法についても学び、特に関西と関わりの深いアジアについては深く多面的に考察していきます。
また、国際金融などの実務的な専門知識に加え、国際投資や労働移動、援助についても学んでいくことがこの分野の特徴です。
「国際地域経済分野」では、欧米やアジアの経済事情、国際協力などを学んでいきます。
グローバル化をさらに進展させるために必要不可欠である、国際地域への理解を深めることを目的としています。
特に日本経済と深い関係にある欧米やアジアなどに重点を置いており、これらの地域の経済を知ることも重要です。
また、今後私たちの生活に影響を及ぼすとみられている自由貿易協定の動きなども、経済理論をベースに学んでいきます。
近畿大学経済学部国際経済学科の1年次には、学部共通の科目や国際経済学科共通の科目を中心に、基礎を習得していくカリキュラムとなっています。
国際経済学科は2年次に分野が分かれるので、それぞれの分野の特性に合った授業が組み込まれ、より専門的に学びを深めます。
3年次になるとゼミが開始され、少人数で学んでいきます。
選抜されたメンバーが現地研修プログラムに参加できるのもこの時期です。
就職活動やインターンシップなども行い、4年次には卒業論文を制作していきます。
近畿大学経済学部では、学部生を対象とした留学プログラムを設けています。
これは経済学部独自のプログラムで、3年次の前期に20人程度が選抜され、海外語学留学に派遣されるもので、約4ヶ月の学びでコミュニケーション能力を育てることができます。
留学先の大学での授業料も、経済学部が負担してくれるので心配いりません。
期間は4~7月にかけての15週間で、カナダにあるカルガリー大学へと通います。
英会話力や発音、英文構成力などの総合的な英語教育を行い、クラスは基礎から上級まで6つのレベルに分かれているなど、自分のレベルに合わせて英語力を伸ばすことが可能です。
また豊富な講義時間と少人数の環境で学べる以外にも、歓迎イベントや大学のレクリエーション施設が利用できるなど、充実した環境の中で楽しみながら学べることも魅力です。
グローバルな視点も広がっていきそうですね。
近畿大学経済学部国際経済学科には、経済学部の留学プログラムの他にも、国際経済学科独自の留学プログラム「海外体験プログラム」も組まれています。
語学学習に加えてインターンシップも充実したこの海外体験プログラムは、3年次前期に選抜された18名程度が参加することができます。
場所はニュージーランドにあるマッセー大学で、留学期間は16週間です。
この留学中にかかる授業料も、経済学部が負担してくれます。
はじめの14週間は、パーマストンノースキャンパスで語学研修、企業訪問、文化交流活動、インターンシップの事前学習を行ないます。
その後、残りの2週間をウェリントンキャンパスで過ごし、参加者の語学力に合わせたインターンシップを現地企業で受けられます。
2つの都市に滞在できるので、それぞれの環境の生活を知り、地域理解を深めることにもつながりますよ。
派遣される大学では、図書館など他の施設も利用できるので、充実した環境で留学生活が送れます。
グローバルな人材育成のための環境が整えられていますね。
近畿大学経済学部を2018年3月に卒業した卒業生のうち、民間企業就職内定率は97.8%でした。
割合としては卸売・小売業が20.3%で最も多く、次いで金融・保険業が19.0%、製造業が14.5%を占めています。
そしてサービス業が13.4%、情報通信業が11.8%という結果です。
続いて、国際経済学科の学生が目指す進路の業種や職種にはどんなものがあるのかみていきましょう。
まず業種では、知識・サービス創造部門の中だと、調査・シンクタンクがあります。
※シンクタンク…さまざまな分野の専門家を集めて、国の政策を決めたり企業戦略の基礎研究などをしたりする組織のこと。
他には、旅行業や観光業などレジャー関連サービス、情報サービスや公的機関、教育サービスを目指す人もいます。
生産部門では、製造業や建設業があります。
ネットワーク部門では、商社や貿易業、通信業、金融・保険・証券業など、幅広い業種に及んでいます。
そして国際経済学科は、運輸業や流通・小売業、マスコミでも学びを活かせる学科です。
具体的な職種としては、商社・メーカー・海外駐在員をはじめ、貿易専門職や銀行員、企画職、営業職、販売職などさまざまです。
他にも調査・研究職、国家公務員、地方公務員、教員などを目指す人もいます。
税理士、米国CPA、ファイナンシャルプランナーや証券アナリスト、秘書を目指すことも可能ですよ。
※米国CPA…アメリカ合衆国の各州が認定する公認会計士。USCPA。
進路を決める際には、幅広い業種から選択ができそうですね。
進路としての業種や職種が数多くありましたが、目標とする資格も多くあるのが、近畿大学経済学部国際経済学科の特徴です。
TOEFLやTOEICはもちろんのこと、旅行業務取扱管理者や国家公務員、地方公務員、日商簿記や税理士、米国CPAを目指します。
労働・社会保険法令を専門的に扱う国家資格である社会保険労務士や、財政形成計画を提案する職業であるファイナンシャルプランナー、秘書検定準1級・2級も取得挑戦可能です。
IT系の資格では、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や日商PC検定、VBAエキスパート、ITパスポート、基本情報技術者試験、日商電子会計実務検定などもあります。
また、所定の単位を修得すると取得できる資格では、中学校教諭1種(社会・英語)、高等学校教諭1種(公民・英語・商業)、司書があります。
すでに目指す進路が決まっている人はもちろん、まだ将来なりたい職業が決まっていない人も、大学4年間でたくさんの資格取得や合格を目指せますね。
近畿大学経済学部国際経済学科は、グローバルな視野を持った経済人を育成しており、幅広い学びを得られる学科であるということがわかりました。
留学にも力を入れており、世界で学ぶチャンスも多く用意されています。
また進路選択の幅も広く、就職に活用できる各種資格が充実しており、就職の際も安心です。