近畿大学は、別名「マグロ大学」と呼ばれるほど、マグロの養殖に力を入れているそうです。
最近はCMでも話題になり、メディア露出も増えたためか、近畿大学を受験する高校生も年々増加傾向にある人気の大学です。
有名人も多く輩出しており、プロ野球選手やプロボクサー、音楽家など、多方面で活躍される方が多いことも近畿大学の特徴といえます。
OBに有名人が多いことも、近畿大学が人気になっている一因かもしれません。
今回は、関西で人気の大学、近畿大学法学部法律学科についてご紹介します。
近畿大学法学部法律学科では、他の大学の法学部と全く異なる教育システムを導入しています。
それではまず、近畿大学法学部法律学科の概要について紹介します。
近畿大学法学部法律学科では、他の4年制大学と同様に基礎的な学問から始まり、学年が上がるごとに専門的な内容となり、その後、それぞれ個々の研究テーマに移っていきます。
近畿大学法学部法律学科では、1年生の時から基礎ゼミが開設されており、専任教員による対話を重視した教育を実施しています。
学生と教員、または学生同士で対話を行う密度の濃い少人数の講義は、法的なものの見方や考え方を養うことができます。
また、2年次にはコース別、専攻別演習があります。
主に「司法」「国際」「行政」に関連した進路を希望する学生は、コース選択により、それぞれの職域に適合した専門知識を習得することができます。
次に、近畿大学法学部法律学科には、特に注目すべき点があります。
それは、実社会で役に立つリーガルマインドを身に付けられること。
リーガルマインドとは、法律や政治に関する「知識を学ぶ」だけでなく、複雑化する現代社会において、自ら問題点を見つけ、「解決策を提案」できる力のことを指します。
リーガルマインドは法律家のみならず、一般企業における適応能力という点で、社会人としての基本的な素養の1つです。
やがて社会人になる学生にとって、リーガルマインドは必要不可欠な能力と言えるでしょう。
リーガルマインドを身に付けるためのカリキュラムとして、まず1・2年次に法律学と政治学という基礎的な基幹科目があります。
2年次からは、さらにリーガルマインドを体系的に学ぶ展開科目を履修します。
リーガルマインドを身に付けた学生たちは、司法書士や行政書士、税理士、公認会計士などの資格を取得する道へと進みます。
近畿大学法学部法律学科では独自のLPC留学プログラムを設けています。
LPC留学プログラムとは、「Law,
Politics & Career」の略で、専門知識と英語、さらにはインターンシップも経験できる素晴らしい留学プログラムです。
LPC留学プログラムでは、法律や政治の専門知識を英語で学びながら、自然に英語力を身に付けることができ、将来のキャリアに活かしたい学生のためのプログラムと言えます。
専攻によって選ばれるのは毎年20人程度で、1年次に選抜された学生が、2年次後期にニュージーランドのオタゴ大学に6カ月間留学することができます。
オタゴ大学では、英語はもちろんのこと、法律や政治の授業を英語で受けます。
自然豊かなニュージーランドでのインターンシップは良い経験となることでしょう。
・留学中の修得科目も単位認定される&留学中の授業料は近大が全額負担
留学中に修得した科目は近畿大学の単位として認定されるため、休学する必要はなく、留学によって問題になりがちな単位数不足の心配もないでしょう。
さらにありがたいことに、留学先の授業料は大学が全額負担してくれるため、実質的な負担もかなり軽減されます。
留学プログラムを簡単にまとめると以下のようになります。
①英語を学びながら専門的な内容を学習し、インターンシップが経験できる
②専門を意識した英語力を約6か月で身に付けることができる
③留学先での授業料は近畿大学が負担してくれる
④英語教育・言語学で修士以上の学位を有する英語科目担当教員が学習をサポートしてくれる
卒業後、LPC留学プログラムに参加した学生の多くが、外国人労働者問題や移民問題などの国際関係を専門にする弁護士や国際機関のNGO・NPOスタッフ、国際関係学などを学ぶ海外の大学院などに就職、進学しています。
留学提携校であるオタゴ大学の留学プログラムだけではなく、近畿大学法学部法律学科では、その他にも国際交流プログラムが用意されています。
例えば、大学の夏休みや春休みを利用した短期語学研修では、アメリカやカナダ、オーストラリアなどの英語圏だけではなく、韓国や中国、フィリピンなどのアジア圏でも研修を行うことができます。
また、短期語学研修だけではなく、1学期から2学期間海外に留学し、語学力を高める長期留学制度もあります。
こちらは短期語学研修に比べて、より多くの国から留学先を決めることができます。
もちろん、留学先で修得した単位は60単位を限度に卒業単位として認定されるので、4年間での卒業も可能ですよ。
留学のために休学する必要がないのはいいですね。
留学経験をもとに、国際的な視点で将来のキャリア形成を考えることができるでしょう。
就職試験などにおいて近畿大学法学部法律学科の強みと言えば、やはり法律などに関する知識でしょう。
近畿大学法学部法律学科では、文学部や理工学部など他の学部に比べて、公務員系の職種への就職者数と就職率がナンバーワンという実績があります。
2018年度では、法学部だけでも公務員系の職種への就職者数は69人で、法学部の進路決定者の約14パーセントを占めることになります。
また、公務員系の職種への就職者数・割合ともに全学部の中で法学部がナンバーワンで、大学全体の公務員就職のうち約27%に上ります。
このことから、近畿大学法学部法律学科が公務員を目指すのに適した学部であるということが分かりますね。
安定志向の方が増えている今は、公務員の人気が急上昇しています。
公務員になりたいと考えている高校生は、進路先に近畿大学法学部法律学科をおすすめします。
公務員と言っても、様々な種類があります。
公務員として主な就職先をご紹介します。
公務員としての主な就職先
各市役所/総務省近畿管区行政評価局/財務省国税庁東京国税局/財務省大阪税関/法務省大阪地方検察庁/国土交通省大阪航空局/防衛省職員/防衛省航空自衛隊/防衛省陸上自衛隊/皇宮護衛官/刑務官/各都道府県警・消防局など
これを見ても、近畿大学法学部法律学科からは様々な方面に公務員として就職していることが分かります。
その他の就職先では、日本でも有名な不動産会社、製造業、金融業などに就職する学生も多いそうです。
もちろん、大学在学中に教員免許を取得して各都道府県の教員になる人もいます。
近畿大学法学部法律学科は、卒業後に進む道が多種多様で、学生本人も親御さんも安心なのではないでしょうか。
近畿大学法学部法律学科では、学生が社会で羽ばたくことができるよう、きめ細やかな進路相談、サポートをしています。
決して「マグロ大学」ではありません。
興味を持たれた方は、是非、卒業後の進路先が豊富な近畿大学法学部法律学科を、受験候補の1つにしてみてはいかがでしょうか。