近畿大学経済学部は、学生の興味に合わせたコースが多数用意されており、最先端のIT教育を受けることもできる魅力的な大学です。
また経済学部が授業料を負担してくれる留学プログラムもあるなど、国外との交流も盛んとなっています。
それらが具体的にどのようなものなのか見ていきましょう。
近畿大学経済学部は、ITスキルの育成に力を入れていることが特徴です。
資格取得を目標に、体系的に学ぶことができるIT環境を構築しています。
1人1台のコンピューターを使用した実習科目が開講されており、将来役立つofficeApplicationの基本操作、プログラミングなどの専門スキル、ITに関する基礎知識を学ぶことができます。
具体的には、MOSが格安で受験できたり、VBA試験を学内で受けられたりするなどの対応がされています。
また最新のIT施設や環境の中、少人数制での情報処理関連の科目が充実していることも特徴となっています。
ITパスポート試験や基本情報技術者試験に向けたカリキュラムが導入されており、在学中に基礎を効率的に習得することもできます。
その他、近畿大学経済学部では、少人数制および実践的な教育が実施されていることも特徴です。
入学後すぐに少人数制の基礎ゼミが始まり、目指す分野に必要な着眼点や考え方を学んでいきます。
特に読む・書く・発表する・討議する力を養成することを目的としています。
経済学をより深く学ぶために工夫された演習や講演会も設定されており、学外から講師が招かれることもあります。
中には東大阪税務署の協力による税に関する講演や、金融機関による日本経済や世界経済などの講演もありました。
近畿大学経済学部には、経済学科・国際経済学科・総合経済政策学科の3つの学科があります。
まず経済学科は、広い視野で日本経済・世界経済を見通せる経済人を育成することを目的としています。
2年次のコース分属では、勉強したいテーマに合わせ「経済学コース」と「経済心理学コース」の2コースから選択して段階的に専門性を高めていきます。
経済学コースは主に「理論・計量分野」「財政・金融分野」「産業・情報分野」「歴史・社会分野」の4つの分野から学んでいきます。
経済心理学コースは2014年に日本で初めて開設されたコースで、「行動経済学」「実験経済学」「行動ファイナンス」「実験データ分析」などを学んでいきます。
2つ目の国際経済学科では世界に通用するハイレベルな語学力、さらにIT時代に必須の情報処理能力を身につけた、世界で活躍できる国際経済人を育成していくことを目的としています。
2年次では興味関心に応じて、「国際産業・金融分野」か「国際地域経済分野」のいずれかを選択し、専門性を深めていきます。
国際経済学科には海外体験プログラムがあり、海外事情を知る教育の一環として中国と台湾で実施されていました。
2019年度新入生から内容が新しくなり、語学学習に加えてインターンシップも充実され、3年次に選抜された18名程度がニュージーランドにあるマッセー大学に16週間派遣されます。
留学中の大学の授業料はすべて経済学部が負担し、パーマストンノースとウェリントンで滞在します。
派遣大学では図書館やその他施設も利用でき、充実した環境で留学生活を送ることが可能です。
3つ目の総合経済政策学科は公的部門あるいは民間部門の企画・立案を題材に、学生の考える力をより深く鍛えることを目的としています。
環境・福祉・過疎・過密などの公共的な経済問題や、資金調達・生産・投資といった民間企業の意思決定問題を分析し、政策提言する能力を養うことで、卒業後は地方自治体や企業をはじめとする幅広い分野で活躍できる人材を育成します。
主に「公共政策分野」と「企業戦略分野」をそれぞれ学んでいきます。
総合経済政策学科のみで開講される実習形式の講義として「フィールドワーク」があります。
フィールドワークでは地域の現場を実際に訪れ、調査しその内容を発表することを目的としています。
教室の講義では経験できない実践的な学習ができ、学びも深まっていきます。
日帰り調査だけでなく、泊まりがけで行う合宿調査もあり、近年では中国やベトナムなど海外での調査経験もあります。
社会主義国における市場経済の動向など、幅広いテーマ・地域の研究を行っていることが特徴です。
近畿大学経済学部では、1年次は基礎固め、2年次は専門コース・分野の選択、3・4年次は専門的な知識を身につけ、進むべき道筋を見極める学びをしていきます。
学生同士や教員との交流によって過ごし方を身につけていく
まず1年次は、経済学を学ぶ上で必要な基礎の力を身につけるため、「基礎ゼミ」が開講されます。
学生同士や教員との交流によって大学での学び方や過ごし方を身につけていくことを目的としています。
また、高校数学の復習をする講義も1年次に設定されています。
基礎知識をベースにさらに深い学問分野へ向かう
2年次は自分でテーマを絞り、さらに深く掘り下げていくことがメインとなり、1年次で培った基礎知識をベースに、さらに深い学問分野へ向かいます。
専門科目に「コース科目」「分野科目」が加わることで細分化された分野から科目を選択し、効率よく専門性を身につけていくことが可能です。
仲間や先生と共に少人数で専門的に学ぶ
3・4年次では専門的な知識を身につけ進路を見極めていくため、ゼミの中で仲間や先生と共に少人数で専門的に学びます。
学生は演習の担当教員のもとで4年間の学習の成果を卒業論文にまとめていきます。
またインターンシップとして企業などで実習生として働く制度もあり、海外の企業で働く国際インターンシップも用意されています。
将来に向けて就職ガイダンスやセミナーも始まり、キャリアセンターの協力のもとで将来の道を決めていけるのは心強いですね。
近畿大学経済学部では、3年次になると選抜で語学留学ができる制度があります。
これは経済学部独自のプログラムで、3年次の前期に20人程度を選抜して海外語学留学に派遣します。
4~7月にかけての15週間、カナダにあるカルガリー大学で学ぶことで、真のコミュニケーション能力を育てていきます。
なお、留学先大学の授業料はすべて経済学部が負担してくれます。
語学留学プログラムでは、英会話力や発音、英文構成力をはじめとした総合的な英語教育を行います。
クラスは基礎から上級まで6つのレベルに分かれ、全270時間の豊富な講義時間と1クラス平均16人という少人数の環境で、自分のレベルに合わせて英語力を伸ばすことができます。
留学中は歓迎イベントやキャンパスツアーなども行われ、充実した環境で楽しみながら学習ができることが魅力です。
近畿大学経済学部には特徴あるコースが複数用意されており、興味関心や進路に合わせて学びが深められる魅力的な大学であるということがわかりました。
留学して語学を学びたい人や、専門分野の知識を深めていきたい人にとっても、設備・制度が整った環境です。
ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりの大学を選んでくださいね。