賃貸物件ではあるものの、ペットを新しい家族として迎えたいと考える借主の方は少なくありません。
「猫や犬は禁止されている」「間取りが限られている」などの理由から、ウサギを飼いたいと考えている方も多いでしょう。
そこで今回は、賃貸物件にお住まいでペットのお迎えを検討されている方に向けて、賃貸物件でウサギを飼う方法と注意点についてご紹介します。
賃貸物件でも飼いやすいペット?ウサギを飼う方法とは
ウサギは小動物でありながら穏やかで人懐っこく、猫や犬ほどしつけを必要としない点から、賃貸物件で暮らす場合でも人気の高いペットのひとつです。
ただし、ウサギを飼い始める前に次のような点をチェックすることをおすすめします。
ペット可の物件かどうか確認しよう
賃貸物件では、退去時に原状回復しなくてはならず、ペットによるにおいや傷などが残ってしまう場合は、貸主から別途修復費用を請求される可能性があります。
「ウサギは小動物で飼いやすいから」とペット不可物件にもかかわらず飼い始めてしまい、退去時や飼育が発覚したときにトラブルになる例が少なくありません。
あらかじめ、ペット可物件かどうか、契約書や貸主への連絡によって明らかにしておくことをおすすめします。
ウサギが快適に過ごせる環境づくりを
ペット可物件であれば、次は近くに動物病院があるか、人通りや車の走行音などウサギのストレスになる環境でないかどうか確認します。
問題がなければ、ウサギを飼育するためのケージやエサ、給水器、かじり木などをペットショップなどで購入しましょう。
もしもの時のための備えは万全に
ウサギを飼育し始めてから問題がないように、アレルギー検査、万が一のときのウサギの預け先などをしておくことをおすすめします。
一つの命を扱ううえで、トラブルや想定外の出来事が起きてもきちんと対処できるように、ウサギを迎える前に万全の状態にしておくと安心です。
賃貸物件でペットとしてウサギを迎えるときの注意点
ウサギは小さくてぬいぐるみのような可愛らしい見た目ですが、彼らも命をもった動物です。
トイレのしつけがいらず、散歩の必要もないウサギは価格も低く、飼いやすい動物ではありますが、中途半端に飼い始めてしまうと飼い主にとってもウサギにとってもいいことはありません。
本当に飼育ができるのかどうか、懐かなかった場合に世話ができるのか、万が一病気やけがになったときにどのような対応をとるべきなのか、あらかじめ理解しておく必要があるでしょう。
また、においも鳴き声もないウサギはペット不可物件でもこっそり飼えると考える方もいますが、貸主や近隣住民とのトラブルを避ける意味でも、必ず許可をとって正しく飼育するようにしてください。