賃貸物件選びで見落としがちなのが立地です。
とくに大通りに面した物件では、自動車の走行音や排気ガスなどが気になってしまい、住みはじめてから後悔するケースも少なくありません。
しかし、大通りに面しているから悪い物件かというと、必ずしもそうとは限りません。
今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、大通り沿いの賃貸に住むメリットとデメリットについてご紹介します。
大通り沿いの賃貸物件に住むメリットとは
そもそも大通りとは一般的に、多くの自動車が往来できるよう道幅が広くとられた、街の中心を貫く通りのことです。
車通りや人通りが多いため、その周辺にはさまざまな飲食店やコンビニなどが立地していることが少なくありません。
そのため、大通り沿いに面する賃貸には次のようなメリットがあります。
●コンビニが近くにある場合が多い
●飲食店の数が多い
●夜道が明るく安全である
●交通の便が良い
飲食店やコンビニ、商業施設などが立地していることで、買い物や外食の利便性が高まります。
また、街灯や車のライトのために夜間でも明るく、暗い路地を通るよりも防犯上安全です。
さらに、大通りにはバス停や地下鉄の出入り口があるなど、交通面での利便性も感じられるでしょう。
大通り沿いの賃貸に住むデメリットとは
ただし、大通りは人や車の往来があるため、どうしても騒音や振動が気になってしまうというデメリットがあります。
とくに大型トラックや救急車、パトカーなどが通るときの振動やサイレンなどは、自分の生活リズムを乱されてしまわないかどうかよく注意する必要があるでしょう。
内覧時には、次のような点を確認しておくと安心です。
●窓を開閉して音の大きさや振動を確認
●早朝や夕方など家にいる時間帯に合わせて内覧
●浴室や室内の換気扇を確認
とくに窓の数や構造はきちんと確認して、防音対策がとられているのか、自分で対策をとることで騒音を軽減できるのかなど、住みはじめてからのことを考えておくことが重要です。
大通りに面している物件では、騒音や振動の対策として二重窓を設置している場合も少なくありません。
窓を開けて空気の入れ替えはできるのか、開けたときの音や振動は気にならないか、窓が開けられない場合の換気方法はあるかなど、自分の生活スタイルにあわせてチェックしましょう。