賃貸物件での暮らしをスタートさせる理由は、人によってさまざまです。
この記事では、同じ物件に長く住むメリットには何があるのか、そしてデメリットは何なのかについて解説しています。
どれだけの期間を住むか考えるだけでも物件選びの基準が変わってきますので、これから賃貸を探すという人はぜひ参考にしてください。
賃貸で同じ物件に長く住むメリットとは?
これから引っ越しを検討されている方の中には、「該当の物件でどれだけの期間を過ごすか」について具体的に決まっていないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、進学や就職がきっかけとなる転居の場合は、およその期限が決まっている人が大半です。
大学進学ともなるとほぼ4年、長くとも6年程度となるでしょう。
上記のいずれにも該当しない方が賃貸住まいを始めるなら、いつまで同じ物件で暮らすかはぜひ考えておいてほしいポイントです。
同じ賃貸物件に住み続けるメリットは2つです。
引っ越しにかかる手間・費用が省ける
一人暮らしとはいえ、生活していくと物は溢れていきます。
簡単に引っ越しすることは難しくなるでしょう。
また、荷物が多いとそれだけ引っ越し業者に依頼する費用も高くなるのです。
住み心地など賃貸のよさを存分に味わえる
住む上で何を重要視するかは人によって違います。
しかし、設備・管理サービス・立地のよさは、似たような物件であってもすべてが合致するものは少ないでしょう。
管理人が24時間常駐していて駅から近い、ほぼ毎日ごみの回収があって共用スペースのクリーニングがこまめに入るなど、住環境は賃貸物件によって違うのです。
今住んでいる家の住環境が整っているのであれば、あえて転居する必要もありません。
感じるメリットを存分に享受すればよいのです。
賃貸で同じ物件に長く住むデメリットとは?
同じ物件に長く住むことで生じるデメリットは、コスト面に集中しています。
更新料がかかり家賃が高くなる可能性がある
賃貸は2年に1回契約の更新があり、その都度更新料がかかります。
同じ物件に住み続けると、この更新料が2年に1回かかってくるのです。
さらに家賃も、更新で見直されることもあります。
同じ条件の部屋であっても、後から入居した人のほうが家賃は安いことは往々にしてあり得るのです。
賃貸に長く住むのであればそのお金を原資に家が買えることもある
事情にもよりますが、独り身の賃貸暮らしでしたら、同じ物件に住み続けるくらいなら家の購入を検討してもよいでしょう。
賃貸の家賃はランニングコストです。
払い続けても手元には何も残りません。
いっそのことそのお金を原資に、家を買うという選択も視野に入れてみるとよいでしょう。