大学進学を機に実家を離れるとき、アパートにするか下宿にするかは悩みどころですね。
今回はアパートと下宿の違いや、ポイントを紹介します。
下宿とは?
昔ながら、下宿は大家の住宅に間借りして生活するものが主流でした。
夏目漱石の「こころ」に登場するものがその一例です。
しかし最近はそのような形式が減っており、学生専用アパートなども下宿と呼ぶようになっています。
主な特徴として以下が挙げられます。
・メリット
食事のまかないがある。
家賃が割安
・デメリット
風呂・トイレなどが共同になっている
自炊ができない(個人のキッチン設備がない)
門限や入浴時間に決まりがある
最大の違いは食事のまかないがある点です。
また光熱費が家賃に含まれていることが多いです。
最近は相部屋ではなく、個室の割り当てがあるタイプも増えています。
賃貸アパートのすすめ
大学進学で初めて実家を離れる人には、賃貸がオススメです。
かつての下宿は大家がいることで電話の取り継ぎがあるなど、常に人がいて安心といったメリットがありました。
しかし今ではほとんどの人が携帯電話を持っていますから、下宿の固定電話で連絡を取り合う機会は激減しています。
また最近ではオートロックや宅配ボックスなどが完備されている物件も多く、女性でも安心して一人暮らしが可能です。
住民の多くは同じ大学に通う学生同士ですが、同窓生であってもライフスタイルは様々です。
門限があるためバイトやサークル活動に制限が生じてしまい、下宿していても途中で賃貸アパートに移る学生もいます。
賃貸アパートはここが大変
下宿と違い、食事の準備からすべて自分でする必要があります。
食生活が偏るのではという不安から、下宿して欲しいと考える保護者は少なくありません。
しかし、賃貸なら保護者がいつでも子どもの様子を見に行けるというメリットがあります。
また、自炊が苦手な人はコンビニ弁当ばかりに頼らずとも、食材宅配などバランス良い食事を摂れるサービスがあります。
そして、卒業後は地元でなく進学先の地域で就職を考えている場合、賃貸ならそのまま住み続けることが可能です。
学生の間は家事が大変な一人暮らしですが、長い目で見れば、この期間に培った自活力が役に立つでしょう。
まとめ
初めての一人暮らしには、不安要素がつきません。
しかし、インターネットや宅配などが発達した現代では、旧来型の下宿にしかなかった要素を賃貸暮らしでも補えるツールが増えてきました。
家賃といった固定費の違いもありますが、キャンパス近くには学生をターゲットにした割安物件が豊富です。
自活力をつけたい方、自分の時間を大切にしたい方には賃貸アパートでの一人暮らしがオススメです。