一人暮らしの方にとって、洗濯物を干す場所、というのは悩みの種です。
特に日中家を留守にする方は、ずっと外に干しておくと冷え切ってしまうこともあるでしょう。
また、女性の一人暮らしの方は、防犯上例え2階以上の部屋でも外に干すべきではない、といわれることもあります。
そんなとき便利なのが浴室乾燥機ですが、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。
浴室乾燥機で乾かす際の電気代
浴室乾燥機には、単に換気だけではなく、暖房機能や衣類乾燥機能が付いている機種があります。
新築や築浅の賃貸では、導入されている物件も多いでしょう。
浴室暖房乾燥機と書いてあると分かりやすいですね。
浴室に暖房機能があると、寒い冬にはヒートショックを防げますし、お風呂場の湿気も早く渇くのでカビ対策にもなります。
また、吊るして干せるため、洗濯乾燥機で乾かす際に比べて、服にしわができにくいメリットがあります。
とはいえ、気になるのが電気代ですね。
浴室乾燥機の暖房機能や衣類乾燥機能は、空気を温めます。
この際の消費電力は、どのメーカーも概ね1250W程度です。
この電力量がどのくらいかというとドライヤーと同程度、かなり多くの電力を消費します。
電気代は契約するプランにもよりますが、1250Wでは1時間あたり30~50円、1回分乾かすのに3時間かかるとすると、1日90円、月3000円近くにもなります。
一人暮らしだと毎日洗濯をしない人も多いかと思いますが、それでも年間1万円以上の出費になる計算です。
とはいっても、室内干しは防犯性も高いですし、PM2.5やアレルギー、砂ぼこりなどの影響も受けません。
天気にも左右されませんし、急な雨が降っても大丈夫です。
一人暮らしで外干ししていると、天気の急変に涙をのむ、なんてこともありますよね。
では、どうすれば浴室乾燥機をうまくつかって、電気代を節約できるのでしょうか。
浴室乾燥機の電気代を減らすには
室内干しのメリットを受けつつも、電力量を減らすには、まず電気の契約を見てみましょう。
夜間に電気代が安くなるプランの方は、夜に浴室乾燥機を使って干しましょう。
プランによっては、昼間の3分の1程度の電気代で済むので、かなり節約できます。
お風呂上りには、タオルなどで浴室の水分を拭きとり、湿度を下げておくのもいいですね。
また、洗濯物を乾かすには、風を送ることが大事。
部屋干しだから臭うのではなく、生乾きになると臭うのです。
ですから、浴室乾燥機の暖房や衣類乾燥コースではなく、換気機能を使い、扇風機やサーキュレーターで風を当てながら乾かすのもおすすめ。
ヒート機能のない換気であれば、電力量はたったの20W程度、1回に数円もかかりません。
あえて浴室乾燥機を使わず、お部屋のエアコンと扇風機やサーキュレーターを使えば、室内の空気循環と洗濯物の乾燥が同時にできますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、浴室乾燥機を使うことのメリットやその電気代などをご紹介いたしました。
意外と高くつく、浴室乾燥機の暖房や衣類乾燥機能。
効率よく電気代を節約して、外干しと部屋干しを使い分けてくださいね。
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物件探しでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。