賃貸物件を選ぶ際に、築年数を重視する方は多いでしょう。
築年数が古い物件は立地のわりに家賃が安いなどのメリットがありますが、デメリットを知っておくのも大切です。
この記事では、古い賃貸物件のデメリットと物件を選ぶポイントについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。。
築年数が古い賃貸物件のデメリットについて
築年数が古い物件については、まず建物自体が劣化している可能性があるのがデメリットです。
1981年5月31日以前に旧耐震基準で建築確認がおこなわれた物件では、「震度6から7でも倒壊しない」という新耐震基準を満たしていないことがあります。
耐震性や強度に不安を感じる方もいるでしょう。
また、設備については新築に劣ってしまう点もデメリットと言えます。
新築物件はウォシュレット付きの便座や浴室乾燥機、モニター付きインターホンなど最新の設備がそろっていることもありますが、古い物件には通常では備え付けられていません。
設備面では新築ほど充実しておらず、新品ではないので劣化が進んでいるケースもあります。
築年数が古い賃貸物件を選ぶポイントについて
築年数が古いと耐震性や強度に不安があるというデメリットをご紹介しましたが、重要なのは整備がしっかりおこなわれているかという点です。
築年数が経過していても、耐震工事が施されていて現在の新耐震基準を満たしていれば安全性は高いと言えるでしょう。
1981年6月1日以降に建築確認を受けているかどうかがポイントです。
普段の整備体制が徹底していれば、設備が新築とほとんど変わりなく利用できるものもあります。
整備が行き届いていないと、築年数とは関係なく汚れが目立ちますし、設備の不具合も生じやすいです。
内見の際に部屋の状況を確認しておきましょう。
特にキッチンや風呂場といった水回りは生活感が出やすい部分なので、注意して見てください。
傷や汚れが放置されていると、整備体制に不安があると考えられます。
最近ではリノベーションによって、新築と同じくらいきれいな物件も増えています。
リノベーションされていても古ければ家賃は安くなる傾向があるので、きれいな住居をお得に借りられる可能性が高いです。
古いからと言って必ずしも建物の強度が低かったり、内装や設備が劣化していたりするわけではありません。
新耐震基準を満たしているか、整備が徹底されているかどうかを物件選びのポイントにしておけば安心でしょう。