賃貸物件に住んでいると、退去時のお部屋の原状回復について気になります。
特にお部屋にポスターや写真フレーム、カレンダーなどを貼りたいと思った時に、壁への穴あけが心配な方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、賃貸物件の壁への穴あけについて、退去時の費用負担者は誰なのか、また穴あけへの対策アイテムについてもご紹介したいと思います。
賃貸物件の壁への穴あけ!修繕費用や費用負担者はどうなるの?
壁に穴をあけてしまった場合、どんな大きさかによって修繕費用や費用負担者が変わってきます。
画鋲・ピン
画鋲や押しピンで壁にカレンダー等を貼った場合にできる穴は「通常使用の範囲内」とみなされるため、修繕の費用負担者は賃貸人(大家さん)となります。
ただ、「賃貸借契約書」に画鋲や押しピンの使用可否についての記述がなされているケースもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
釘・ネジ・杭
釘やネジ・杭による壁への穴あけは、一般的に「通常使用の範囲内」とはみなされません。
一見、釘やネジ・杭による穴あけると画鋲等による穴あけは大差なく感じるかもしれませんが、画鋲等と比較して穴が深く通常壁紙の奥にある「石膏ボード」にまで達してしまい、これは通常使用を超えているとされるためです。
したがって費用負担者は借主となり、修繕費の相場はだいたい5,000円程度と言われています
直径が10㎝位の大きな穴
直径10㎝位の穴あけをしてしまった場合、修繕費の費用負担者は借主となります。
だいたいの費用相場は30,000円程度と言われています。
賃貸物件の壁の穴あけ対策に使えるアイテムを一挙ご紹介
退去時の修繕費の心配をすることなく賃貸物件で使える、壁への穴あけアイテムをご紹介します!
ホチキス
画鋲やピンに代えて、ホチキスで壁に留めるという方法があります。
ホチキスの芯は画鋲よりも細くかつ深さもない為、跡が目立ちにくいといったメリットがあります。
ホチキスを開いた状態にし、壁に向かって芯を刺すように留めれば紙類を貼り付けることができます。
ニンジャピン
画鋲と似た形状のもので、「ニンジャピン」というアイテムがあります。
ニンジャピンは針部の断面が「V字」になるように作られており、画鋲と同じように使用しても穴あけの跡が目立たないような工夫がなされているピンです。
マスキングテープ
お馴染みの貼って剥がせる「マスキングテープ」で壁に貼るのも一案です。
お気に入りのテープで貼れば可愛さも演出でき、後も目立たないといったお役立ちアイテムです。
コルクボード
ホームセンターや百均で売られているコルクボードを活用すると、壁への穴を気にせずに好きなように貼ることができます。
写真やポストカードをおしゃれにレイアウトして飾りにすることもできますよ。