以前の記事でもご紹介しましたが、近畿大学生まれの養殖魚を専門に使った料理店「近畿大学水産研究所
はなれ」が、2020年6月17日(水)東京駅にオープンします。
「近大マグロ」で一躍有名になった、近畿大学の養殖魚を楽しめるお店の3店舗目ということで注目を集めていますが、既存の2店舗とはどう違うのでしょうか?
今回は、特に「近畿大学水産研究所 はなれ」銀座店について詳しくご紹介いたします。
「近畿大学水産研究所 はなれ」の魚は近大生まれの養殖魚!
近大で育てた養殖魚を楽しめる料理店は、現在大阪の梅田と東京の銀座の2店舗があり、どちらも週末には予約がとりにくいほど人気があります。
これまで養殖魚は、なんとなく天然物に劣ると思われていましたが、近大ではきちんと品質を管理し、安心・安全でしかも美味しい養殖魚を消費者に届けることで、よいイメージへと変えてきました。
近大の養殖魚料理店が注目を浴びることで、養殖魚のイメージが好意的なものへと変わってきたという事実は、養殖業界の活性化に大きく貢献した、と言えるのではないでしょうか。
そして今回東京駅に新しく開店する3店舗目は、既存の2店舗と違い、近大で養殖された魚ではなく、近大で生まれた稚魚を全国の養殖業者に販売して育ててもらった魚を使用するそうです。
近大だけではなく、全国の養殖業者との協力を進めていくことで、ますます養殖業界の活性化が進むのではないか、と期待されます。
「近畿大学水産研究所 はなれ」の養殖魚はSCSAの認証済み
近畿大学の養殖魚は、卵を人工ふ化させて親魚まで育て、その親魚から卵を採取して人工ふ化させる、というサイクルを繰り返す「完全養殖」という方法で養殖されています。
完全養殖で魚を育てると、海から魚を捕ってくる必要がなくなるので、乱獲によって魚の数がどんどん減っていく、という問題が起きません。
そのため近大生まれの魚たちは、持続可能で環境に配慮して生産されている養殖魚として「SCSA認証」(持続可能な水産養殖のための種苗認証)を受けています。
持続可能な水産資源の供給ができるようになれば、将来的には世界的な食料確保の問題の解消にも繋がっていくでしょう。
「近畿大学水産研究所 はなれ」が世界各地から人が集まる東京駅にオープンすることで、養殖魚と食糧問題、そして環境保護への理解が広がっていくことが期待されます。
まとめ
2020年6月に東京駅に新しくオープンする、近大生まれのSCSA認証された養殖魚を食べられる料理店「近畿大学水産研究所 はなれ」をご紹介しました。
近大生まれのSCSA認証された養殖魚を食べることは、結果的に海を守ることに繋がりますので、ぜひ足を運んでみてください。
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