賃貸アパートを借りる際に気になるのは、建物の耐震性です。
一人暮らしの場合、在宅中に震災に巻き込まれ自宅が倒壊したら救助を求めるのは困難です。
しかし、耐震性があり倒壊しにくい家に住んでいれば、自力で避難できる可能性が高まります。
そんな物件の強度を左右する建物構造ですが、賃貸アパートの場合は軽量鉄骨造もしくはRC造が主流です。
それぞれの耐震性の違いや、アパートではどちらを選ぶべきか解説します。
軽量鉄骨造のアパートの耐震性は?
軽量鉄骨造とは、鉄骨で骨組みを組んだ建物を示します。
木造よりも耐震性に優れ、地震に強い特徴があります。
また、あらかじめ工場で部品を製造し現場で組み立てる、プレハブ工法と呼ばれる建築方法が多く採られています。
工期が短く、品質も安定することからコストが少なく済むので、家賃が低く抑えられるメリットがあります。
なお、使用する鋼材の厚さが6mmを超えると重量鉄骨造となり、こちらは大型マンションで多く用いられています。
RC造のアパートの耐震性は?
RC造は鉄筋とコンクリートで作られた建物のことで、鉄筋コンクリート造とも呼ばれます。
鉄筋で作った枠組みの中へコンクリートを流し、補強することで建物の強度を上げています。
耐震性の面では、コンクリートが入っている分、軽量鉄骨造よりも強いです。
そして、気密性や耐火性にも優れています。
地震が発生すると、建物が倒壊するだけでなく火災のリスクがあります。
また、木造よりも火災に強いですから、火災が原因による倒壊しにくいです。
不動産では、RC造の住宅を「マンション」と分類することが多いですが、建物の名称は木造や軽量鉄骨造でも、○○マンションとなっている場合があります。
RC造の物件を探す際は、物件情報の掲載内容で確認しましょう。
耐久性以外でアパートならどちらを選ぶべき?
・家賃の安さは軽量鉄骨造
建築コストの安さが家賃に反映されるためおすすめです。
高層物件より戸数が少なく、他の入居者と顔見知りになれますから一人暮らしで防犯面が気になる方にもおすすめです。
ただし、3階建て以上には不向きな構造なので、アパートの選択肢は限られてしまいます。
高層階に住みたいと考えている場合は、RC造や重量鉄骨造の建物を選びましょう。
・住み心地はRC造
遮音性が高いため、軽量鉄骨造や木造と比較して音が響きにくいです。
したがって、集合住宅では、隣室や上下階の生活音が気になりにくいメリットもあります。
ですが、建物に重量があるので、建設時には地盤改良が必要なこともありコストがかさみます。
そのため、一人暮らし向けの物件でも、家賃が高めに設定されていることが多いです。
まとめ
アパートの耐震性の目安となる、建物構造について解説しました。
築古のアパートでないなら新耐震基準を満たしているので、地震発生後直ちに倒壊する危険は少ないです。
そのエリアの地盤等の外因にも左右されますから、建物の堅牢性のみならず周辺環境にも注意してください。
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