一人暮らしスタートのため、賃貸物件を探していると「CATV付」と書いてあることがあります。
CATVとは何のことでしょうか。
また賃貸の設備に付いていることで、どんなメリットがあるのでしょうか。
今回は、知っているようで意外と知らない、CATVについてご紹介します。
CATVとは
CATVとは、「cable television:ケーブルテレビ」のことです。
元は、電波が届きにくく、テレビが映りにくい地域への対策として開始されたそうですが、今ではケーブルテレビ会社が独自に番組作成し、放映していることも。
ですから、他の地域のローカル局や東京キー局のチャンネルがあったり、地域の様子を放映するチャンネルがあったりします。
BS/CSアンテナが必要なく、全て有線ケーブルで視聴できます。
また、同じケーブルを利用してネット契約を結び、インターネット接続サービスや電話サービスも行っていますよ。
CATVとは、様々なチャンネルのテレビ映像のみならず、情報通信まで対応して事業を拡大しています。
これらの放送の有無やサービスの内容は、ケーブルテレビ会社ごとに異なりますから、地域の会社へ問い合わせてみる必要があります。
賃貸物件のCATVとは?
では、一人暮らしの部屋を借りる際、CATV付きと書いてある物件は、様々なチャンネルが自由に視聴できるお部屋ということなのでしょうか?
答えは「NO」です。
CATV付き賃貸とは、ケーブルテレビを視聴するためのケーブルなどの設備が部屋まで来ていだけであって、テレビを繋げれば見られるわけではありません。
地上波は見られますが、BS/CSはケーブルテレビのチューナーをレンタル、もしくは購入する必要があります。
CSやWOWOWの視聴には、別途チャンネルごとの料金もかかります。
ただし、管理会社や大家さんの契約内容によっては、チューナーが初期仕様で導入されていたり、一定のチャンネルが無料視聴できたりすることも。
このあたりは、全て契約前に確認しておきましょう。
CATV付き賃貸でのネット契約時の注意点
インターネット無料!という触れ込みの付いた一人暮らし向け物件も、最近は増えてきました。
引越し後、ネット契約を個人で行う手間がなく、ありがたいですね。
ただ、注意点がいくつかあります。
ひとつは、速度の問題。
比較的安定していると言われるCATVを介したネット契約も、会社は様々なニーズに応じて、回線の早くて料金が高いコースから、回線は遅いけれど料金も控えめなコースなど、いくつか設定があります。
その上、いくら回線が早い契約であっても、マンションやアパートでの一括契約がほとんどですから、住人が一斉にネット接続すると、極端に回線が遅くなることも。
学生の多く住むマンションだと、生活時間帯も重なりがちな事も注意点です。
レポートなどの調べ物が必要な時に全く動かない!なんてストレスも招きかねません。
無料にひかれて賃貸契約したけれど、回線の遅さに耐えかねて、結局自前で別のネット契約をした、という話も聞きます。
賃貸物件契約前に、契約内容や回線の種類など、可能な限り確認しましょうね。
まとめ
CATVと設備の欄に書いてあっても、実際にケーブルテレビ会社からチューナーをレンタルしないと見られないのかどうか、ネット契約はどのようなものなのかなど、物件ごとに異なります。
賃貸物件探しの際は、入居後に思っていたのと違う!?とならないよう、今回ご紹介した注意点をしっかりと調べましょう。
一人暮らしを希望していて、CATV付き賃貸物件をお探しの方は、南光不動産株式会社までお気軽にお問い合わせください。