賃貸アパートやマンションには、ベランダやバルコニーがついています。
布団や洗濯物を干したり、ガーデニングをしたりするスペースとして活用している方も多いと思いますが、使い方によっては思わぬご近所トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
今回は、賃貸アパートやマンションで起きやすいバルコニーのご近所トラブルをご紹介します。
ご近所トラブルになりやすい賃貸のバルコニーの本来の使い方
そもそもベランダやバルコニーは、緊急時の避難経路として確保されている場所で、エントランスや駐輪場などと同じ共用部分となります。
お隣との仕切りに「非常の際は、ここを破って隣戸へ避難してください」と注意書きがされているのを見たことがある方も多いと思います。
そしてその下には、「ここに物を置かないでください」などの小さな注意書きもあることをご存知でしょうか。
もしここに物を置いてしまうと、自分やお隣さんの身に危険が迫った時、避難の妨げになってしまうため、それを禁止しているのです。
とは言え、非常事態がそう頻繁に起きることはないので、普段は専有的に使用を認めているスペースなのです。
バルコニーに関する賃貸のご近所トラブル事例
ここからは、賃貸でよくあるバルコニーに関するご近所トラブルの事例を見ていきましょう。
・布団の干し方
天気が良い日は布団を干す絶好のチャンスですが、高層階の部屋の場合、布団が落下して下の部屋や道を歩いている人にケガをさせてしまう危険性があります。
そのため、高層階では布団や洗濯物を干すことを禁止しているところがありますが、そのルールを無視してしまうと当然トラブルとなります。
また、干すことがOKでも下の階まではみ出るように布団を干したり、欲し終わって部屋へしまう前に叩くことも、よくあるトラブルです。
・ガーデニング
バルコニーでガーデニングをすると、そこに虫が集まりやすくなります。
そして、気付けばお隣さんや上下階に虫が侵入してしまうことも。
虫が嫌いな人にとっては耐え難く、大きなストレスを与えてしまうことになりますよ。
・排水パイプ
賃貸物件には、雨が降った時にバルコニーに水が溜まらないようにするための排水パイプが付いている部屋があります。
しかし、ここがホコリや飛んできた枯れ葉などで塞がれてしまうと排水機能が滞り、気付けば自分の部屋だけでなく他の部屋も水浸し…というケースも珍しくありません。
ご近所トラブルになる前に気をつけるべきこと
ベランダやバルコニーの使い方に関するご近所トラブルは後を絶ちませんが、誰だって極力避けたいものです。
そのためには、バルコニーの使い方をしっかりと学んでおきましょう。
例えば、布団を干す時は絶対に下に落ちないように、しっかりと留め具を使います。
布団は意外と重いので、できれば3~4ヶ所くらいを固定しておくと安心です。
また、天気が良くても風が強い日に干すことや、取り込む前に叩くことは避けましょう。
そして、ガーデニングをするなら虫が大量発生しにくいように、小さい鉢植えを1~2個程度にすることや、排水パイプも定期的に掃除をして詰まらないようにしましょう。
まとめ
初めての一人暮らしはワクワクする分、何気ない行為が思わぬご近所トラブルとなる恐れもあります。
そうならないためにも、ご両親や兄姉・先輩など、一人暮らし経験のある方に気をつけるべきポイントを聞いて実践すると良いでしょう。
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