現在の大学生の学習や生活、また大学での学習成果を把握することを目的として、大学生の学習・生活実態調査が行われています。
この大学生の学習・生活実態調査報告書は、今後の高等教育に役立つと考えられます。
この記事では、大学生の生活実態調査にスポットを当て、イマドキの大学生の意識について解説します。
大学生の生活実態調査報告書から、大学生の生活や意識を紐解いていきましょう。
大学生の生活実態調査 報告書の概要について
「大学生の学習・生活実態調査」は、株式会社進研アドが2008年10月上旬に実施したものです。
18歳〜24歳の大学1年〜4年生を対象に調査が行われました。
「大学生の学習・生活実態調査」の調査方法は、インターネットを使用しており、有効な回答数は4,070でした。
大学生の学習や生活実態に関するさまざまな調査が行われており、高校での学習実態・大学進学で重視した点・大学への志望度・大学に対する満足度・大学生活で力を注いできた活動・1週間の過ごしかた・大学の授業への出席・大学での学習状況などが調査項目となっています。
大学生の生活実態調査の中の「大学生活について」では、大学の志望度とその満足度について調査されています。
現在通っている大学や学部に進学したときの気持ちでは、約80%の大学生が、「ぜひ入りたいと思って進学した」、「まあ満足して進学した」と回答しており、在学中の大学に肯定的な気持ちを持っている大学生が多いことが確認できています。
大学生の大学に対する満足度の調査では、施設や設備といったハード面での満足度がもっとも高く、授業や教育システム、進路支援の体制については満足度が低いという結果が出ています。
大学生の生活実態における、1週間の通学日数、大学内で過ごす時間についてみていきましょう。
1週間を通しての大学生の通学日数の平均は4.4日で、1週間を通して大学内で過ごす時間の平均は25.1時間でした。
大学生は、1日あたり約5.7時間を大学で過ごしているということになります。
また、大学生は学年が進むと通学日数や、大学内で過ごす時間が少なくなることがわかりました。
大学生の生活実態調査 現代大学生の意識の特徴
続いて、大学生がどのような意識を持っているのかについてみていくことにしましょう。
大学生が、どのような社会観や就労感、自己意識を持っているのかという調査質問に対しては、現在の日本社会では競争が激しく、努力しても報われないという意識を持っていることがわかりました。
また、大学の講義を含めて、大学で学んだことは将来役立つと考えている学生が多いこともわかっています。
自分は何事に対しても積極的だと思うかという質問に対しては、「とてもそう思う」と回答した大学生はわずか8.7%のみで、自分自身のことをあまり積極的ではないと認識している学生が多いことが判明しています。
まとめ
「大学生の学習・生活実態調査」により、大学生がどのような生活を送り、どんな意識を持っているのかが明らかになりました。
これからの大学教育を考えるうえで、この調査結果が役立つでしょう。
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